志賀高原漁協は、長野県北部に位置し、雑魚（ざこ）川と中津川の切明（きりあけ）より上流に広がる魚野川とその支流を管轄しています。中津川は群馬県中之条にある野反湖（のぞりこ）から発し、秋山郷や中津川渓谷を経て新潟県津南町付近で信濃川に注ぎ込む一級河川です。一方、雑魚川は中津川の支流で、志賀高原岩菅山（いわすげやま）を源流とし、秋山郷切明付近で中津川と合流します。この川は、ウインタースポーツ愛好者にはお馴染みの志賀高原スキー場エリアを流れています。そして、魚野川は中津川の支流で、新潟県魚沼を流れる魚野川とは別の河川で、秋山郷切明より上流にある渋沢ダムの源流部を形成しています。

志賀高原漁協は、種苗の放流を行わない独自の方針を採っており、代わりに産卵場の保護および造成に力を入れています。また、遊漁・行使規則に従い、支流での禁漁や長野県内の規制を超える厳格な体長制限（20cm未満の魚はリリース義務）や解禁期間の短縮などを実施しています。これにより、天然イワナの密度の高い生息地を築いています。ただし、源流部での釣行となるため携帯電話の届かない場所も多く、自然動物との遭遇の機会もあることから、安全に留意しながら釣りを楽しんでください。

また、長野県は温泉の宝庫としても知られており、志賀高原周辺には湯田中温泉、山田温泉、野沢温泉、秋山郷切明温泉など、さまざまな温泉地が点在しています。釣りと温泉を組み合わせて、リラックスしたひとときを過ごすのもおすすめです。また、少し足を延ばせば群馬県の草津温泉も訪れる価値があります。ぜひ、釣行と温泉巡りを楽しんでみてください。


更新日：2023年10月10日