和歌山県南部を流れる古座川は、大塔山（おおとうざん）に源を発し、本州最南端の串本町を経て太平洋の熊野灘に注ぐ、全長40kmの二級河川です。古座川はアユの釣り場として古くから親しまれており、熊野灘から七川ダム手前までのエリアには毎年たくさんの天然アユが遡上します。また、アマゴ釣りも楽しめ、自然の中で様々な釣りの楽しみ方ができます。

古座川は「日本の清流百選」や「平成の名水百選」にも輝く美しい川です。その澄んだ流れが育む良質な苔を食べるアユは、「美女鮎（みめあゆ）」と呼ばれています。黄色い背びれが特徴的で、その美しさと独特の香りから、ブランド鮎としても知られています。

県外からのアクセスは時間を要しますが、その分、秘境感満載の渓相が楽しめます。周辺には旅館や民宿、キャンプ場もありますが、ガソリンスタンドやコンビニが少ないので、給油や食事には事前の計画が必要です。

【釣り場ごとの特徴】
アマゴ釣り
古座川支流の上流部が主な釣り場で、瀬、淵などの豊富なポイントがある三尾川や小川が人気です。
アユ釣り
•下流域: 釣れるアユのサイズは小型ですが、平坦で流れが穏やかな為、初心者や女性でも楽しめる釣り場です。
•中流域: 一雨～相瀬橋間が最も人気。中型アユが狙えますが、ボウハゼが多く、おとりの扱いには注意が必要です。
•上流域: 水深が深く流れが速いため、上級者向け。佐本川合流点～ダム下が良型アユが期待できる人気の釣り場となっています。

古座川漁業協同組合ホームページ

更新日：2024年1月9日