名張川は淀川水系木津川の支流で奈良県、三重県、京都府の県境付近を流れる川で奈良県内では五月川とも呼ばれています。この川の全長は62キロで、水源は奈良県宇陀郡杖村の三峰山となっています。そこから三重県に入り北流し、比奈知ダムに入りは、西に流れを変え、名張市で青蓮寺川と宇陀川をついで流れます。
名張市内の西部で大きく蛇行した名張川は谷に入り、再び奈良県に入ります。
三重県と奈良県の県境を通り、奈良市の月ヶ瀬から高山ダムに入り、木津川に合流し、京都府に入ります。シーズンになると鮎釣りファンが、名張川に賑わいを見せてくれます。
川には様々なポイントが存在します。人気スポットや穴場スポットと、地元民にしか分からないスポットもあり、攻め方が多様に楽しめる川です。
アマゴ、ニジマスに関しては3月下旬を解禁日としており、解禁前にそれぞれ成魚放流(赤目滝川、高岩井堰から新町橋まで)をしており、特に宇陀川、滝川がポイントです。
名張川の魅力は何といっても、駅から徒歩圏内であることです。
アユのポイントが多数ある名張川本流は名張駅から、アマゴのポイントが多数ある滝川へも赤目口駅から、それぞれ公共交通機関を使っての釣行が可能となります。
渓流ポイントも民家にほど近く開けているため、親子連れや女性の単独釣行でも安心して楽しむことができます。宇陀川、瀧川は非常に美しい川で、浅い所では水遊びを楽しむこともできます。また、滝川上流の赤目滝エリアは国定公園に指定されており、キャンプ場ではバーベキューも楽しめます。
このすばらしい川を守るため、名張川漁業行動組合では、ダム管理者・行政等と連携して自然保護・観光資源としての活用に取り組んでいます。
出典:
名張川漁協HP
更新日:2022年6月30日