福井県美浜町を流れる耳川。
滋賀県境から流れる小渓流は、風光明媚な新庄地区から美浜市内を通り日本海に流れる。流程(水の流れる道のり)は長くない。
渓相は非常に美しく、関西や中部地区からの釣り人から人気のスポットである。
下流域の耳河川漁協事務所前にはフラットな河原があり、入川する為の整備された河川敷階段がある。その河川敷では、シーズン問わず、地元の人々の憩いの場になっている。また、すぐ近くには漁協管理の男女両方のトイレがあり、漁協事務所では、おとりアユを販売しているので、鮎釣り人にとって、とてもありがたい釣り場である。
水深も深くない為、安全に快適に釣りができる。鮎は大型は狙えないが、天然遡上がかなり多く、数釣りができる穴場の川である。他の地元の川で鮎釣りしている人が、数釣りを楽しみたいと思ったら耳川に行くほどである。清流で育まれた天然鮎は、みずみずしいキュウリのような香りがする。内臓も苦くなく、甘いと評判である。
サクラマス釣りは福井県北部の大河で人気だが、実はこの耳川にも遡上してくる。地元の情報ではそのサクラマスを狙って関西方面からの遊漁者も多いようだ。
ヤマメ釣りに関しては、河口付近にある耳河川漁協事務所から上流全域がターゲットになる。漁協事務所から上流部6〜7km行くと美しい渓相があらわれる。特に新庄地区から「渓流の里」の区間は、古き良き田舎風景の中、透明度の高い美しい川の中で多くのヤマメと巡り会える。
出典:
耳河川漁協HP
更新日:2021年11月16日
特集記事(マガジンバックナンバー)
・2019耳川(福井県)アユ解禁レポート
https://www.fishpass.co.jp/news/archives/8725