天竜川は、長野県諏訪湖の西岸にある釜口水門を源流に、長野県・愛知県・静岡県の三県を流れて太平洋に注がれています。幹川流路延長は213kmで日本第９位、流域面積5090㎢は同第12位の一級河川です。日本の真ん中を流れる「暴れ天竜川」として伝えられ、日本を代表する高い山脈に挟まれながら流れているため、大きな水害や濁流などに悩まされてきた歴史があります。

静岡県の天竜川漁協は、秋葉山麓にある秋葉ダム下流から遠州灘にある河口までを管理しています。浜北大橋から河口間の区域では、全ての漁業権対象魚種（アユ・ウナギ・ウグイ・アマゴ・コイ・フナ・オイカワ・ニジマス・ワカサギの9種）において毎年10/1~11/15までを禁漁とするなど、産卵保護に力を注いでいます。そのほか、釣り場放流時期の最適化の取り組みにより水産資源が豊富に保たれ、シーズン盛期には多くの釣り人で賑わっています。

天竜川でのおすすめはアユの友釣りです。３~４月から天然遡上がみられ、時期によって数釣り・大物狙いなど、漁期終了近くの11月まで楽しむことができます。支流のアマゴ、本流ではニジマス、海から遡上するサツキマス、天然ウナギなど、1年を通して釣りが楽しめる漁場となっています。

更新日：2023年12月15日