河川の特徴
大海川漁業協同組合は石川県を流れる二級水系大海川水系の本流である二級河川・大海川を管轄する漁業協同組合です。石川県羽咋郡宝達志水町(ほうだつしみずちょう)の標高637メートルを誇る宝達山の南側に源を発し、日本海へと注ぎます。水源である宝達山は能登半島の最高峰であり、名称は江戸時代に金山が存在したことに由来します。宝達山水源の森は、水源の森百選に選定されています。山頂公園には1993年に旧押水町が休養施設の山の龍宮城と呼ばれる施設を設置して喫茶店が営業されていました。老朽化による改良工事中の2019年に、地盤の陥没が発見されたため山の龍宮城は閉鎖・解体され、新施設が建設されることになりました。宝達志水町は新しい山頂公園の休憩施設を旧・山の龍宮城の近くに移転新築する計画ですが、無人の施設となる予定です。新しい施設の完成まではで土日祝日にキッチンカーでのコーヒー移動販売が行われています。山の一帯はオウレン、マタタビ、キハダ、センブリなどの薬草が豊富でクズや自然薯を産することでも有名です。1950年にはオオアカバナの種子が採集され、植物分布的に希少でしたがその後の発見報告がないため絶滅されたと見られています。大海川という名称は能登国羽咋郡大海郷とそれ以降の呼び方の大泉庄に由来するとされています。近くには弥生時代の高地性集落の大海西山遺跡があり竪穴式住居が復元されています。
大海川ではアユは例年公示日より12月末まで楽しむことができます。12月末までということで全国的にも遅くまで解禁されている数少ない河川の一つとなっています。子持ちのアユなどを釣ることも可能ですが、水産資源保護のため、乱獲は控えるよう心がけましょう。
そのほかにもヤマメやイワナなどの渓流魚やサクラマス釣りも楽しむことができます。ヤマメやイワナは例年3月頭から9月末まで、サクラマスは3月頭から8月末まで楽しむことができるため、釣りファンにとっても魅力的なスポットです。ぜひ一度訪れて、その魅力を体験してみてください。
更新日:2024年10月18日
漁協情報
大海川漁業協同組合
かほく市夏栗い
34
TEL.
FAX.0762812997
管 区
大海川及びその支流
魚 種
アユ・ヤマメ・イワナ・サクラマス
漁 期
アユ:
公示日から12月31日
ヤマメ・イワナ:
3月1日から9月30日
サクラマス:
3月1日から8月31日
漁 法
竿釣
遊漁券
アユ 年券・・・¥5,000
ヤマメ・イワナ・サクラマス 年券・・・¥3,000