京都府の右京区京北エリアを流れる上桂川(かみかつらがわ)は、美しい自然に囲まれた里山の清流として、初心者からベテランまで多くの釣り人に愛されている渓流です。京都市街地から車で約1時間、大阪方面からも高速道路を使えば約1時間半と、アクセスの良さも魅力。市街地の喧騒から少し離れ、渓流のせせらぎを聞きながら心静かな時間を過ごせます。
この川の主役はなんといってもアユ。古くは平安の時代、京都の都に生き鮎として献上されていたという歴史をもち、今でも京都市内の料理店や、遠く東京の料亭にも出荷されるほどの美味しさと品質を誇ります。加えて、アマゴ、カワムツ、オイカワ、コイ、ウナギ、ナマズなども釣れる、多様性に富んだ釣り場です。
釣り場の魅力
アユ釣り
人気のアユ釣りポイントは山国(やまぐに)地区の山陵橋(さんりょうばし)周辺や六ヶ(ろっか)堰堤から下流域、そして「こきのおとり店」周辺など。盛夏には涼しい左京区の花脊エリアも賑わいます。集落を縫うように川が流れているため、入川しやすい場所が多いのも初心者にはうれしいポイントです。
アマゴ釣り
左京区広河原・花脊(はなせ)エリアでは、解禁直後に本流で成魚放流を行う【集中放流区】があり、初心者でも釣りやすい設計になっています。また、右京区京北地域の支流や谷では稚魚の放流が行われており、天然アマゴとの出会いも期待できます。上流部にはキャッチアンドリリース区間・禁漁区間を設けています。
カワムツルアー
近年注目されているカワムツのルアー釣りも、本流・支流問わず楽しめることから、若いルアーアングラーの間で人気が高まっています。
放流情報(令和7年度実績)
• アマゴ成魚・稚魚:3月・10月に約700kg
• 稚鮎:4月中旬~6月初旬にかけて約2.5トン
上桂川漁協では、未経験者向けのアマゴの餌釣り体験教室や、今年好評だった鮎の友釣り教室を今後も開催予定。釣りを始めてみたい方への門戸を広く開いています。
また、地域情報サイト「京都京北ナビ(Web・Instagram)」では、釣りのついでに立ち寄れる食事処や宿泊施設、季節のイベントなどを発信中。釣行と観光をあわせて楽しめるのも、上桂川ならではの魅力です。
上桂川漁協ホームページ
http://www.kamikatsura.info/
更新日:2025年11月10日