五條市漁業協同組合は奈良県南部を流れる吉野川とその支流である丹生川の全長150キロメートルの範囲および熊野川水系の舟の川や宮谷川とその支流を管理しています。吉野川は紀の川水系一級水系の本流であり、標高1,695メートルを誇る奈良県吉野郡川上村の大台ヶ原に弦を発し、奈良県南部を流れ、和歌山県内で紀の川へと名前を変え、紀伊水道へと注ぎます。水源である大台ヶ原は奈良県と三重県の県境に跨り、全国でも有数の多雨地域としても知られ、その森林山岳から流れる吉野川は、日本有数の水生昆虫を生み出している川といわれています。多雨地域である大台ヶ原は6〜9月にかけての夏季には梅雨や台風が重なり、度々氾濫を起こす河川でした。しかし、その豊富な水量は慢性的な水不足に悩む奈良盆地にとっては魅力的な水資源となっています。沿線では柿栽培が盛んで五條・吉野地区の富有柿は県内生産の7割を占めています。そんな五條市漁業協同組合は大塔村と西吉野村の両漁協が合併して、2007年に誕生しました。

アユは5月26日から10月31日までの期間内で組合が定める期間で釣りを楽しむことができます。五條市漁業協同組合管内は主に3つの地区に分かれており、アユは五條地区の吉野川、西吉野地区の丹生川で楽しむことができます。

アマゴは例年3月1日から9月末までの期間で楽しむことができます。アマゴは西吉野地区の宗川、大塔地区の舟の川や宮谷川で楽しむことができます。漁協の公式HPにはアマゴの釣り場マップも掲載されており、初めての方でも安心して釣りを楽しむことができます。


五條市漁協HP

更新日：2024年10月17日