東京都と神奈川県の県境を流れる多摩川中流域は、都市の喧騒からほど近い場所にありながら、自然豊かで多彩な魚種が釣れることで知られています。川崎河川漁協が管轄するこのエリアでは、江戸時代から「江戸前アユ」として親しまれてきたアユをはじめ、コイ、フナ、ウグイ、ウナギ、オイカワ、春にはマルタウグイなど、四季折々の釣りが楽しめます。
特に中野島や多摩川原橋周辺は、大型のアユが釣れる人気ポイントとして有名です。
また、近年注目を集めているアユルアー釣りも全面解禁しており、都心から気軽に楽しめる本格的なルアー釣り場としても多くの釣り人に親しまれています。
桜の咲く季節になると、東名高速道路橋脚〜登戸エリアにかけてマルタウグイの遡上が見られ、手軽に大物を狙える人気エリアとなっています。
＜放流情報＞
・ 稚鮎：2月〜5月にかけて 約500kg
・ フナ：9月〜11月に 約300kg
・ ウナギ：9月〜11月に 約20kg

川崎河川漁協では、「丸子の渡しまつり」や「多摩川一斉清掃」などの地域行事に積極的に参加しています。さらに、子どもたちと一緒にアユやフナの放流体験を行うなど、次世代に多摩川の自然と釣り文化を伝える活動にも取り組んでいます。





更新日：2025年12月23日