気仙川漁業協同組合は岩手県を流れる二級水系である気仙川の本流の二級河川、気仙川を管轄する漁業協同組合です。住田町と陸前高田市を流域とし、アユ釣りの人気スポットとして知られています。

岩手県気仙郡住田町に位置する標高1013メートルを誇る高清水山に源を発し、多くの支流を集めながら岩手県内44キロメートルを流れて、リアス式海岸が広がる広田湾へと注ぎます。かつては「鳴瀬川」、｢五葉川｣、｢有住川｣などいろいろな名称で呼ばれていたこともあります。河口には岩手県を代表する防潮林で、観光地としても栄えていた高田松原がありましたが、東日本大震災によって決壊しました。

気仙川は、岩手県を代表する清流として知られており、アユやイワナ、ヤマメなど多くの魚類が生息しています。そのため、解禁日には多くの釣り人で賑わいます。

漁協公式ホームページには漁協が管轄するすべての流域の漁場の情報が詳しく掲載された遊漁マップが公開されており、初めての方も安心して釣りを楽しむことができます。また、毎年アユ、ヤマメ、イワナ、サクラマス、モクズガニ等、多くの放流を実施しています。特にアユに関しては海中放流や組合独自の人工ふ化を行っているため天然遡上も多く、釣り人にも人気の高い河川となっています。

アユは例年7月頭から主に気仙川本流で楽しむことができます。
ヤマメやイワナなどの渓流魚は例年3月頭から9月末まで楽しむことができます。ヤマメやイワナは気仙川本流の他に矢作川・中平川・生出川・大股川・小股川・火の上川・新切川・坂本川・檜山川・中沢川などの多くの支流で楽しむことができます。そのほかにウナギやモクズガニなどの釣りも楽しむことができます。


更新日：2025年5月28日