河川の特徴
肱川上流漁業協同組合は四国の南予地方を流れる肱川水系の本流である一級河川、肱川を管轄する漁業協同組合です。中でも、肱川の上流部を管轄しています。肱川の流域はすべて愛媛県を流れており、「ひじかわ」と読みます。西予市宇和町の鳥坂峠付近を源流とし、四国山地を横断し瀬戸内海、伊予灘に注ぐまで474もの支流と合流し、その長さはおよそ103キロメートルと四国の中では比較的長い河川になっています。肱川は流域面積の約9割が山地で占められている一方、河口部は水深が深く勾配も緩やかなため最大で約12キロメートルにも及ぶ海水の流入があり、海水魚も確認できます。肱川の水は流域だけでなく、他の場所へも導水されています。例えば、野村ダムによってせき止められた水は、南予用水を通じて北は佐田岬半島から南は宇和島までの南予地方一帯を潤しています。特に愛媛県の名産品である柑橘類の果樹園にとっては欠かせない水として利用されています。
アユは例年6月頭から9月下旬まで楽しむことができます。漁業の管轄するエリアは上流部に位置しており、海からの天然遡上のアユはなかなか難しいですが、ダム湖で育った天然のアユは生育しています。漁協では毎年積極的な放流を行っていますが、天然のアユを守る取り組みも行っています。
アマゴは例年2月頭から9月末まで楽しむことができます。釣りが解禁される2月にはまだ雪が残っており、雪の白と木々の緑が美しいコントラストを織り成します。アマゴの放流も行っており、惣川幼稚園の園児や惣川小学校の児童たちにも放流体験を提供しています。
更新日:2024年10月18日
漁協情報
肱川上流漁業協同組合
西予市野村町野村
12号470番地
TEL.090-7624-5551
FAX.0894-72-3584
管 区
肱川
魚 種
アユ・ウナギ・アマゴ
漁 期
アユ:
6月1日から12月31日 ※9月16日から9月25日は繁殖保護(産卵期)の為、河川全域が禁漁となります。
ウナギ:
4月1日から9月30日
アマゴ:
2月1日から9月30日
漁 法
と網・なげ網・栓(じんど)・友掛け・はえ縄(つけ針類)・たも網ほか3級の漁法。
※アマゴにて網を使用する漁法は禁止となります。
遊漁券
2級 年券:・・・¥6,000
2級 日券:・・・¥2,000
3級 年券:・・・¥2,500
3級 日券:・・・¥1,000