湯西川（ゆにしがわ）は、栃木県北西部を流れる利根川水系男鹿川（おじかがわ）支流の一級河川です。帝釈（たいしゃく）山脈の枯木山(かれきやま)を水源とする一級河川三河沢川（みかわさわがわ）と橋立沢の合流点から始まり、五十里湖（いかりこ）にて男鹿川と合流します。流長は22.5kmです。

湯西川湖は、鬼怒川上流ダム群の4番目のダムとして完成した湯西川ダムによってできた湖です。湯西川ダムは2012年完成で、鬼怒川上流ダム群の中では最も新しいダムです。湯西川漁協は、五十里湖と湯西川の合流より上流の、湯西川湖と湯西川及びその支流を管轄しています。

湯西川湖では、岸釣りもしくは小型船舶で、ニジマスやイワナ、ヤマメ、ワカサギ釣りを楽しめます。但し、小型船舶を利用する場合は、事前登録や料金が必要です。漁協ホームページでご確認の上、お申し込みください。

湯西川本流及び支流では、イワナやヤマメなどの渓流魚釣りが楽しめます。湯西川上流での釣りは、山岳地帯に入ることもあります。日常では味わえない野生味あふれる釣行を楽しむことができますが、滑落事故や熊との遭遇などが発生しておりますのでご用心ください。

湯西川の渓流沿いには、湯西川温泉もあります。平家落人の伝説が残る地域として知られ、湯西川温泉も落人の子孫が開いたと伝えられています。温泉旅館のほとんどは川沿いにあり、湯西川の釣りと温泉を存分に楽しむことができます。
ちなみに、近隣には「道の駅 湯西川」と「道の駅 水の郷」があり、休憩や観光情報取得などに便利です。


更新日：2024年1月31日