北海道西部、黒松内町(くろまつないちょう)と寿都町(すっつちょう)を流れる朱太川(しゅぶとがわ)は、美しい清流と豊かな魚影に恵まれた釣り場として、地元はもちろん道内外から釣り人が訪れる人気のフィールドです。
朱太川漁協が管轄するこの川では、アユ、ヤマベ(ヤマメ)、イワナ、ニジマス、ウグイ、コイなどの釣りを楽しむことができます。
なかでも最大の魅力は、100%天然の北限のアユ。朱太川ではアユの放流を行っておらず、すべてが自然遡上の個体です。アユの遡上行動を阻害する構造物がなく、全国的にも貴重な環境が保たれています。自然の力で育った野鮎ならではの引きと味わいを楽しめる、釣り人にとっては夢のような舞台です。
川全体に比較的水深の浅いポイントが多く、流れも穏やか。特に作開地区(甚九朗橋周辺)が人気のポイントです。
また、朱太川では寿都町観光協会と連携し、友釣り道具一式をレンタルできる「手ぶらで鮎釣り体験」を実施しており、家族連れや初心者に大好評です。
ヤマベ(ヤマメ)は毎年5月下旬に他団体によって放流が行われており、朱太川でも美しい渓流魚との出会いが期待できます。
漁協では、「自然と人との共生」「循環を基調とする地域社会」を目指して、行政・民間と協力して産卵床の整備を行うほか、独自で河川調査を継続的に実施し、清流を未来へつなぐ取り組みも進められています。
出典:
朱太川漁協HP
更新日:2025年6月24日