三重県熊野市を流れる大又川(おおまたがわ)は、天然遡上のアユが豊富な清流として知られ、初心者から経験豊富な釣り人まで幅広く楽しめる人気の釣り場です。
世界遺産に登録された熊野古道や鬼ヶ城、獅子巌(ししいわ)、花の窟(はなのいわや)神社などの観光地にも近く、釣りと観光を組み合わせた旅行にも最適な立地にあります。
大又川の魅力は、何といってもその釣りやすさにあります。水深が浅く流れも穏やかなため、初心者の方でも安心して釣りを楽しむことができます。また、高齢者の方にも負担が少ない環境となっています。
大又川を管轄する大又川飛鳥五郷(おおまたがわあすかいさと)漁協では、アユ釣りを中心に、ウナギ、オイカワ、ウグイ、カワムツなどの釣りが楽しめます。
特にアユは七色ダムからの天然遡上が豊富で、野生ならではの引きと美味しさを味わうことができます。
毎年4月上旬には稚鮎400kgの放流も行われ、シーズン中の安定した釣果を支えています。
大又川で人気のポイントは桃崎大橋の周辺、湯屋橋下流、宇城組資材置き場前(五郷町桃崎)です。中でも「桃崎大橋~大茶」は友釣り専用区として設定されているため、アユの友釣りを楽しむ方には特におすすめの場所となっています。
その他の釣り場情報は漁協のホームページにも詳しく掲載されています。
大又川飛鳥五郷漁業協同組合ホームページ
また、大又川飛鳥五郷漁協では、天然アユの保護・増殖に力を入れています。天然遡上の稚鮎を親まで育てて人工授精による発眼卵放流を行い、人工産卵床の造成により自然繁殖を促進しています。
更新日:2025年6月5日