夏の日のエピローグ:杪夏と役内イワナ

2019/10/02

「東北 秋田 釣旅」シリーズ第2弾として、夏の日の終わりに東北秋田での渓流釣りと、また東北では夏の終わりを告げるとも言われる日本三大花火「大曲花火」の体験レポートをお送りします。

杪夏の役内川(1日目)

夏の終わりをさす季語に杪夏(びょうか)という言葉があります。「杪」は、すえ、終わりの意を表します。8月お盆過ぎから、足早に秋の様相を見せる秋田県 役内川。秋田県の渓流魚の漁期は、主に4月1日〜9月20日となっています。ヤマメとイワナたちとの残りわずかな出会いの機会を求め、日本の原風景が残る役内川を訪れました。ここは何度か紹介しましたが、実写版映画『釣りキチ三平』の撮影舞台になった川です。

東北という地理と気候要因から、中日本以西では見られない神秘的で幻想的な渓流がつづきます。

役内イワナ

5月と同様に、山釣りNPOの後藤さんに山登りとテンカラ釣りのガイドをお願いし、大役内川の奥を目指しました。

8月お盆を過ぎるとアブがいなくなり、時折ヒヤッとする風が首筋を流れ、山釣り釣行としてはベストコンディションでした。

途中、実写映画版『釣りキチ三平』のロケに使われたポイントに出会うこともできました。三平のお姉ちゃん役の香椎由宇さんが、意を決して水の中に入り込むシーンがこの場所と言われています。

渓谷を歩くこと30分。この場所で、役内イワナと出会うことができました。23センチの尾びれも背びれもピンとし、斑点も艶っぽく、ツルツルしたイワナに出会いました。

またその後、冬支度のため多くの餌を蓄えたお腹がパンパンのイワナにも出会いました。

渓流釣り談義

週末、秋田県横手市秋ノ宮にある「イワナの里」には、東北の各県から渓流釣り師が集まります。そこでは、どこぞの沢で、こんなイワナと出会ったなどの釣り談義から、将来の川を子供たちに残すために、どういった活動をしていくべきかなど、尽きることない話で夜が過ぎていきます。

真夜中のサワ探検

涼みがてらに、外に出てイワナの里の施設のすぐ脇に流れる水深2〜3センチに満たないチャラチャラの沢に案内されました。懐中電灯を当ててジッと見てみなさい、と言われ思うがままやってみると、そこには3匹のイワナがいました。 夜になるとこんな場所にまでイワナが出てくるのだと、新たな発見でした。明日は伝統漁法と大曲花火の体験です。どれも人生で一度は体験してみたいと思っていたことです。明日への新たな期待をいっぱいに就寝しました。

フィッシュパスは川を囲んで、釣り人漁協地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。

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