「鮎に教わり、川に学べ」野嶋玉造 夏休み親子つり教室

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Toggle7月27日(土)真名川(大野市)にて
大野市漁協主催、野嶋フィッシングスクール(NFS)協力による「親子鮎つり教室」が開催されました。
釣りに興味のある親子50組とスタッフ合わせ総勢140名が集まりました。
開会式
野嶋フィッシングスクール理事長の野嶋玉造さんより挨拶。
鮎つりを教えてくれる先生でもあるインストラクターに、子供達は正直怖がっています。なぜなら、日に焼けたサングラスをかけている ”知らないおじさん” だからです。
でも、「川と魚と釣り」が「人」と「人」を結びつけ、子供達はすぐに和みます。
鮎つりの始まり
インストラクター案内のもと、50組の親子が真名川にいっぱいに広がりました。この光景は鮎解禁日以上です。
子供逹に、なるべく実際の友釣りに近い体験をしてもらう為に、竿を後ろから添える気づかいをします。
未経験の体感に興奮
グ、グという感触とともに、ビューと目印が走ったかと思うと、いきなり腕ごと引っ張られました。
一生懸命踏ん張ってもなかなか野鮎が見えません。なんとかインストラクターとお父さんの手を借りて、見事タモに入りました。
今まで経験したことがないアユの強い引きと、取り込みまでの長い間の奮闘で、手が震えてしまいました。
子供では引き抜きができないので、取り込むのも大変です。インストラクターの心の声「なるべく子供にとらせてあげたい!!でもバレたらどうしよう!!もし、とり逃したら子供はどう思うだろうか・・・」
鼻かんまわりのハリスがヨレヨレになってしまいましたが、なんとか無事取り込みました。
鮎に教わり、川に学べ
2時間半の鮎つり体験のあと、野嶋玉造さんより子供逹に向けて。「鮎に教わり、川に学べ」と、釣りを楽しみ、そして魚と地元の川を愛するようにメッセージが伝えられました。
子供達全員に、野嶋玉造さん直筆の「鮎に教わり、川に学べ」と書かれたマグカップが渡されました。
川カレー
最後にカレーライスが全員にもてなされました。
真名川を見ながら、河原でカレーライス。
子供達の新たな気づき
びしょ濡れになりながら川に入り、なかなか釣れないことにじっと我慢し、その中で巡り合った時の感動を味わえた子は、正直わずかだったと思います。しかし、この日小学3年生の男の子は釣れなかったけど夏休みの宿題の絵日記に書き、5年生の男の子は夏休みの理科研究でアユを教材にし、また小学6年生の女の子は、もらったアユを家でお母さんと調理するようです。
今回の体験を通して、子供達は一喜一憂の感情以外に、地元の川や、そこに棲む魚逹への気づきが生まれ、今までとは違った気持ちで川を見るようになると思います。そして関わり方も違ってくるかもしれません。それは、釣りであったり、生き物としての興味であったり、食べることであったり、きれいな川を守ることであったり。
今回の釣り教室で、子供に川への新たな気持ちが芽生え、親子の絆がより深くなったと思います。釣りは、川を知り、自然に学び、そして人の絆を結びつけます。我々の使命は、子供達に美しく生態系豊かな川を引き継いでいくことです。川を舞台に、川への想いと人の輪が広がっていくことを切に願い、その活動を応援していきたいと思います。
フィッシュパスは川を囲んで、釣り人と漁協と地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。
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