【本紹介】いわな ー川と森の生きものたちー
2019/12/11

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いわなの誕生から産卵までの1年間を、季節ごとの様子をまじえながら描かれた絵本をご紹介します。
著者は、フライフィッシャーの佐藤成史さん。北里大学水産学部水産増殖学科でイワナの生化学を専攻し、フィッシングジャーナリスト、フォトグラファーでもあります。群馬県に在住しており内水面漁場管理委員でもあります。(本書より)
ちなみに佐藤さんは、先日、福井県の奥越漁協が企画運営している『ないもの探し、奥越。』体験プログラム「#14 ヤマメ放流体験 奥越SDGs」にも参加して頂きました。
「ないもの探し、奥越。」体験プログラムについての詳細記事→続・やるぞ!な漁協たち #01奥越漁業協同組合
内容と特徴
いわなが成長していく様子と、まわりの生きものたちとの関わりがわかりやすく描かれています。まるで情景が目に浮かぶようで、子供たちの好奇心と想像力を掻き立てるような内容です。
そして、随所に目に飛び込んでくるのが色鮮やかな四季折々のイラストです。絵はあさりまゆみさんです。隅々にまで丁寧に描かれた植物や生きものたちを、これは何かな〜と探しながら見ていくのも楽しそうです!
巻末には、登場した生きものと植物の名前も明記されていています。主人公はいわなですが、ストーリーを取り囲む様々な生き物たちの存在を知ることができます。
読み終えた後には、どんな小さな生きものも愛おしく思えてくるような、作者の愛情がつまった絵本です。
本の詳細
『いわな—川と森の生きものたち』ポトス出版 2013年 1,500円(税抜)
著者:佐藤成史 1957年生まれ。
イラスト:あさりまゆみ
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