秋のイワナ稚魚放流 九頭竜川支流(岩屋川・皿川・杉山川・滝波川)

2018/10/19

秋のイワナ稚魚放流 九頭竜川支流(岩屋川・皿川・杉山川・滝波川)

10月15日 勝山市漁業協同組合さんの協力のもと、イワナ放流に同行させて頂きました。

勝山市漁協管区の九頭竜川に流れる支流(岩屋川・皿川・杉山川・滝波川)の上流部40箇所に放流いたしました。

放流風景

早朝、谷淡水魚生産組合より運ばれたイワナ計40kgです。イワナの状況と放流時間(4時間)に合わせてボンベの酸素放出量を設定して出発です。

今回放流するイワナは約10〜12cmサイズです。

釣り人の満足度と自然環境保護のバランスを取るために、放流場所と放流匹数をあらかじめ設計して放流しています。その川に生息できる魚の限界量からもともと生息している魚の数を差し引いた数が適正放流量という指標のもと放流計画を立てているようです。しかし、組合員曰く、それでも効果測定しづらく模索しながら行っているとのことです。

イワナの遡上を阻害する堰や砂防ダムの場所を考慮し、少しでもイワナがイキイキと育つような場所を選定しています。ある時から毎回細かな放流に関するデータを取っているようです。

トラックを近くに停めて、すぐに放流できる場所であれば良いのですが、100メートル程バケツで運んで放流しなければならない場所もありました。水研中村先生の『イワナをもっと増やしたい!』では、天然魚と養殖魚の違いはあるが、ある川の支流では、イワナは季節的な移動をしているとは言えず、定住性が強い傾向があるとあります。そのため、なるべく多くの場所に、ポイントごとの放流量を少量にして放流することにしているようです。

放流直後、水と温度に慣れていないためジッと動かないイワナ。

養殖場で育ったイワナは、環境適応能力を持つのに時間がかかるため、放流の際になるべく鳥などに狙われないような隠れ家が多い場所に放流します。

今回最上部に放流したイワナ。これより上流部は、天然魚が生息しているようで、天然魚の遺伝子と放流魚の遺伝子が交配しないように考慮しているようです。

今回の放流場所

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最後に

勝山市管区内でのイワナ釣りの解禁日は2月1日です。積雪多い勝山の冬越え、来春にはこれら美しい川でたくましく成長したイワナに巡り会えるかもしれません。当初は残雪のため今回放流したような場所は入渓は困難ですが、雪解け後しばらく活性が上がり、われわれ釣り人を楽しませてくれるでしょう。

参考文献

中村智幸 著(2007)イワナをもっと増やしたい!「幻の魚」を守り、育て、利用する新しい方法  p65 フライの雑誌社新書

中村智幸 飯田遥 編著(2009)守る・増やす 渓流魚 イワナとヤマメの保全・増殖・釣り場作り p75農文協

フィッシュパスは川を囲んで、釣り人漁協地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。

 

 

 

 

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