「川を通じて地域を豊かに」大作戦!

2018/10/24

10月に入り、釣りシーズンは一旦オフに。
この時期、漁協さんはシーズンのまとめ、次年度の放流などを計画します。

そんな中、竹田川漁協が「放流」をテーマに研修会を行なうということで、フィッシュパスも参加しました。

日頃の行いが良いのか、当日は見事な秋晴れ。

40名程あつまった竹田川漁協の組合員さんに混じり、熱気・活気のある雰囲気にのまれながらバスに搭乗です。

福井の県境を越え石川に。バスに揺られること50分。

今回の研修先である「白峰漁業協同組合」に到着!

白峰は、全身にマイナスイオンが降り注ぐような豊かな自然に囲まれた地域。

遊漁証を販売する漁協さんは、管轄河川にて増殖に努めます。

その際、主には稚魚を購入して放流するわけですが、こちらの白峰漁協さんは自らが卵を採取し、発卵眼、稚魚を育成して放流しています。

また他漁協の分も育成し、納めています。

 

ここで「白峰漁業協同組合」さんについてご紹介。

組合長は、加藤さん(77)。

手取川ダムの建設後の40年ほど前に、加藤組合長の義理のお兄さんである「鶴野さん」が漁協を再興しました。

地域特有の在来種がなくなることを危惧し、種の保存が出来ないか思案。

数々の苦労、試行錯誤の結果、地域特有の「白山無班イワナ」の育成に成功する。

ちなみに育成所は、全て組合長の手作り!

白峰漁協の稚魚育成所を見学しました。

つねに冷たい水が流れ込み、豊富な水量のもとで稚魚を育成しています。

在来種をいけすで飼育し産卵させ、稚魚へ。

なかには6−7年育成している成魚も。

これが噂の「白山無班イワナ」。

加藤さんは毎日施設に来て、魚たちの様子を確認している。

白峰漁協では義務放流量以上の稚魚を放流していて、その量18万匹!

ただし仔魚から稚魚になるまでに35%が減少してしまうそうで、

親魚から30万匹の卵を採取しても、最終的には20万匹弱になるそうです。

 

課題は、事業の後継者を作ること。

魚が好き、地域が好きな人でないと出来ないことだよ、と加藤さん。

加藤組合長は、

釣り人に川の魅力を伝える。

豊かな自然を守っていきたい。

こう重ねて出る言葉に、地域を思う心を感じます。

 

フィッシュパスは川を囲んで、釣り人漁協地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。

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