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小さく輝くタナゴ釣り

2018/11/07 FishPass

紅葉も深まる穏やかな秋終盤に、タナゴ釣りを楽しみました。

タナゴとは

”タナゴ”という言葉は「平たい小魚」を意味する関東地方の呼び名で、日本広くに棲み、昔からみじかな魚として親しまれています。

”ニガブナ”と呼ぶところもあり、タナゴ類の英名”bitterling(=bitter苦い+ling小魚)とも同じ意味で、タナゴ類は万国共通の認識があります。

*『タナゴ大全』月刊アクアライフより

タナゴは日本文化とも密接な関係があり、オスが春や秋に見せる婚姻色の美しさが鑑賞の対象として人々の目を楽しませてくれます。

タナゴ類の分類は、コイ目コイ科タナゴ亜科に属しており、現在60種がヨーロッパから東アジアに生息している。そのほとんどは中国を中心とした東アジアに分布している為、アジアを代表する淡水魚と言えます。

紅葉に色づく秋。EGOISTの大嶋さんにガイドを頼み、周囲を見渡すと稲刈りが終わった田畑が広がる、とある場所に案内してもらいました。

 

道具紹介

TIEMCO製の「幸釣」4,700円

カーボンロッドの全長1.85mで4寸→5寸→6寸と調整可能。

Marufuji製の仕掛け(替針・仕掛け巻つき)560円

ハリス0.3号、幹糸0.4号、親ウキと小型のシモリ(ジンタン糸ウキ)、板オモリをハリス留めに巻き浮力を調整(現場にて)。

マルキユー製 タナゴ専用グルテンえさ 650円 エサと水(1対1)

練りケースとグルテンポンプ 各150円

 

ミナミアカヒレタビラ

仕掛けをジーと見つめ、ツンツンと細かなアタリで釣れたミナミアカヒレタビラです(大嶋さんの釣果)。

ミナミアカヒレタビラは、日本産では大きくなるタナゴで、その大きさや淡い青色とピンクを基調としたオスの婚姻色が美しいです。

灌漑用水路などの川幅が狭い河川や湖沼に生息しています。

産卵期前の夏頃に岸により始め、秋に産卵のために流入河川に上がります。

植物食で、仔魚の時は、プランクトンを食べますが、その後は藻類を食べ、成魚になると水草が主食になります。

タモロコとヌマチチブ

タモロコ

タモロコとホンモロコ、モツゴの違いを見分けるために『岐阜県の魚類』にて調べました。日本のタモロコは、ミトコンドリアDNAにより地理的に3系統に分かれており、今回のタモロコは中部地方(主に静岡県から滋賀県東部)に分布する系統(E2)になるようです。

ヌマチチブ

黒褐色がかった、頰に青斑点があります。北海道から九州まで分布し、生息域は汽水域から河川中流域で、川底の藻類や小動物を食べます。

最後に

タナゴ釣りはゆっくり沈むウキの中、チョンチョンとした微細なアタリにタイミングよく合わせます。

これを何回かトライして釣れた時、その小ささと繊細な美しさに、身近な小さき生き物に自然と愛でる気持ちが湧いてきます。

また、タナゴ釣りは家族とも気軽に楽しめる釣りです。他の釣りと比べ道具もエサも比較的安く、道具一式もコンパクトに収納できます。

近くの用水路にタナゴがいるかもしれないと思いを馳せ、釣り道具を片手に出かけてみてはいかがですか。

参考文献

『岐阜県の魚類』向井貴彦・編著 岐阜新聞社2017年
『タナゴハンドブック』佐土哲也・文 松沢陽士・写真 文一総合出版2011年

フィッシュパスは川を囲んで、釣り人漁協地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。

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