夏の日のエピローグ:役内イワナと花火(2日目)

2019/10/16

夏の日のエピローグ:役内イワナと花火(2日目)

役内川イワナと花火(2日目)

夏果(なつはて)は夏の終わりを表す季語です。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまい、 帰省や避暑などが終わり、去り行く夏が惜しまれる場合に使われます。イワナの里に宿泊した面々の朝は早く、朝食を取ると各々が川に出かけます。渓流エサ釣り、アユ釣りに分かれ、私の方は、役内川の伝統漁法であるカジカ(ゴリ)漁の見学と、その脇で少しテンカラ釣りです。この日の夕方は、東北の大イベントである日本三大花火の一つ「大曲花火」があり、その花火の様子を紹介します。また、前日にちょっと立ち寄った雄物川の支流である桧木内川での鮎釣りも少し紹介します。

カジカ(伝統漁法)

場所は役内川。「カジカの見釣り」を行う予定でしたが、道具が足らなかった為、伝統漁法であるモリを使ってのカジカ漁になりました。ガラス船とも言いますが、木製の箱メガネを使って覗き込むと川底までクリアーに見え、石の隙間にいるカジカが見て取れます。ガラスが曇った際には、みかん店頭販売用の赤色ネットを使って、ガラス面を撫でると曇りが一変に取れます。

7cmほどのカジカが取れました。

夜突き 伝統漁法

役内川では、一般の方々に河川に親しみ、伝統漁法を残していくために、毎年8月に「夜突き」体験を行なっています。夜になりジッと川底で動かないでいるカジカを取る漁を体験できるものになっています。アニメ『釣りキチ三平』第107話 「カジカの夜突き・蛍火の謎」を正に体験できるイベントとなっています。三平ではホタルの光を明かりの代わりにしていますが、当日は、事前に講習を受け、懐中電灯を持ち、安全に配慮された上で運営されています。

役内川テンカラ釣り

カジカ漁を行っている少し上流で、テンカラ釣りをしました。

20cmを超えるヤマメが釣れ、2日目も18cmのイワナと出会うことができました。狭い区間で3種の魚種(カジカ、ヤマメ、イワナ)にお目見えでき、本当に生態系豊かな川だと実感しました。

桧木内川アユ釣り

前日に、鮎釣りどころで有名な雄物川支流の桧木内川を訪れました。桧木内川が流れる秋田県仙北市角館は、「角館の桜」と言われるほどシダレザクラが有名です。また江戸時代から今に続く区画と武家屋敷が数多く残されており、「みちのくの小京都」とも呼ばれています。

角館漁業協同組合(秋田県)

角館漁協は雄物川の支流で最大の鮎釣り場である桧木内川(ひのきない)と玉川を管轄しています。総延長45kmで、秋田県一の放流数(県産鮎1,000kg)を誇り、なおかつ雄物川へ遡上してくる天然鮎の数が膨大です。

遊漁情報

住所:秋田県仙北市角館町北野62-2

鮎釣り漁期:7月1日〜10月30日

鮎日券:1,800円 鮎年券:9,000円

全魚種年券:10,000円

おとりの森

森おとり店の場所は、角館漁協とは桧木内川を挟んだ対岸にある銀座と言われる場所にあります。

比較的、自由に場所が選べたので、店主の森さんに直近で竿抜けしたポイントを教えてもらいました。

その場所が玉川が合流手前の桧木内川の古城橋と鵜ノ崎の間でした。毎年「桧木内川全県鮎釣大会」が開催される会場です。ちなみに、今年で50回目だったようです。最深部でも90cm弱の流れの優しいポイントです。

成果は2時間で3匹で、天然遡上の美しい鮎が最後に釣れました。

桧木内川のアユとも出会えことに満足し、川から上がると、この桧木内川で30年鮎釣りしている方と知り合いました。今年の桧木内川の鮎釣りは、前半は束釣りがあったようですが、後半は今一歩とのことでした。それよりも今春のサクラマス釣果が異常に良かったことが話の中心でした。

大曲花火

同じ大仙市で桧木内川から車で50分ほどの雄物川の中流域に位置する雄物川河川公園にて、日本三大花火のひとつに数えられる最高峰の花火大会が行われました。大曲花火は1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」から始まり、100年以上の歴史を誇ります。毎年8月の最終土曜日に開催され、70万人以上の観客がこの地に集まります。

プログラムの構成は、17時ごろから昼花火の部、19時前から10号玉芯入り割物花火の部、10号玉自由花火の部、音楽に合わせ2分30秒の創作花火の部になっています。

年配男性の味のあるアナウンスによって、花火師が紹介され演目が始まります。演目は2部構成で、アイススケートに例えるなら、最初はショートプログラム、その後フリーとなっています。

桟敷席という、相撲の升席のような席だったこともあり、真上の夜空をスクリーンに見立て、音と光と音楽を使っての演出に何より圧倒され感動します。席の床が音によって、跳ねるように揺れます。

ババヘラ アイス

会場には多くの露店が出ていましたが、その中でも他では見なることのない秋田名物「ババヘラ」がいたる所に出店していました。「ババヘラ」はアイスクリームですが、特徴は名の通り、「ババア(おばあさん)」が「ヘラ」で作るから「ババヘラ」です。秋田県を車で走っていると、何もない道の脇で、「ババヘラ」を売っているおばちゃんを時折見かけます。ヘラを駆使し、花に見立てた盛り付けをします。綺麗な花ビラのように盛り付ける技術を持っている方は、ほんの一部の熟練者だけのようですが、当然、そのおばあさんの店前は、行列ができるようです。

次回

秋田県最終日は再び役内川でのイワナ釣りを紹介します。

フィッシュパスは川を囲んで、釣り人漁協地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。

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