漁協の仕事はまだ続く〜大杉谷川のヤマメ・イワナ放流 〜

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Toggle渓流釣りが禁漁期(9月末)に入り、鮎釣りも終わったこの時期、漁協はひと段落つきたいところです。しかし漁協には、川の資源を繋いでいくために増殖という事業が待っています。今回は、石川県小松市を流れる大杉谷川を管轄する大杉谷川漁協の放流事業をお手伝いさせて頂きました。その時に撮影した写真とドローン映像と水中映像で紹介します。
2部隊に分かれ放流(本流と沢)
10月9日、石川県小松市大杉町に組合員8名と市役所担当者1名が、ゆるぎ荘に集合しました。放流にあたり、運搬車グループと沢登グループとに分かれました。
運搬車グループ
運搬車グループは主に本流を担当し、ヤマメとイワナの生息域を明確に分けて、数十箇所放流しました。来年度の釣りシーズンに向けて20cm前後の個体を放流しました。
沢登グループ
沢登グループは山登りに長けた組合員が、十分な酸素の入ったビニールにイワナを入れ、それをリュックに入れて運びます。種の保全と自然繁殖がどれほど機能するかを把握目的とし、一般の釣り人が入らないであろう秘密の沢に放流します。軽トラに乗り、こっそり山奥に消えて行きました。
ヤマメとイワナの放流分岐点
里山から約2キロほど山道をいった橋を境に上流がイワナ、下流がヤマメと放流区域になっています。
イワナの棲家(放流1ヶ月後)
大杉谷川漁協の許可を得て、1ヶ月後に、放流した場所に360°水中カメラを設置しました。そこではしっかりと悠々と泳ぐイワナが何十匹もいました。イワナ達はしっかり大杉谷川の住人になっていました。越冬し来年の3月にまた巡り逢えることを切に願います。
大杉谷川漁協HP
大杉谷川漁協ホームページはこちら
放流の映像と、今回紹介した1ヶ月後の水中映像(PC版に切り替え)が閲覧できます。
釣り場情報
遊漁券はフィッシュパスにて販売いたします。2020年予定は1月中旬から販売予定です。
予告
River Keeper Project(リバーキーパープロジェクト)
今回は単体の漁協の活動を紹介しました。次回は、任意団体(ボランティア)によるRiver Keeper Project(リバーキーパープロジェクト)という活動を紹介します。漁協などによる管理がなされていない水域における魚族資源保護や環境保全し、それによってより良い釣り場環境の継続的保全を目指している活動です。
フィッシュパスは川を囲んで、釣り人と漁協と地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。
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