受け継がれた現在のヒメマス増殖(現代編)
2020/10/29
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ヒメマスとは
ヒメマスは、サケ科の淡水魚で、ベニサケの陸封型(湖で生活しているうちに海に下ることができなくなり、湖で一生を過ごす)です。北海道のアイヌ語では「カバチェッポ」と呼ばれ、「薄い小魚」の意味です。北海道水産試験場の技師により「紅の小なるは姫に通ず」から、1908年に「姫鱒」と命名されました(*十和田湖増殖漁協HP引用)。
ヒメマスは、「ひめ」の名にふさわしく、姿が美しく、頭部と体の背部は青緑色で背中と尾びれに黒い小さな斑点があります。ヒメマスは産卵期を除いて鮮やかな銀白色をしていますが、オスは産卵期に入るとベニサケのように紅色に染まります。
9〜10月 親魚採取(特別採捕)
9〜10月、場前の湖畔にて、産卵のため接岸したヒメマスを網で採捕します。
卵が成熟している雌と未熟な雌の選別
10〜11月 採卵・人工授精・発眼
十和田湖増殖漁業協同組合
採卵
現在、青森県・秋田県をまたがる十和田湖のヒメマスの増殖をおこなっている十和田湖増殖漁協では、孵化場をもち、資源確保と資源保護のためヒメマスの種苗生産をおこなっています。
産卵期を迎えたヒメマスのメス親魚から卵を採取
受精
取り出した卵に精子をかける
卵と精子を混ぜ合わせる
ヨード剤で15分消毒
ふ化槽へ移動
ふ化(12月下旬〜1月)
ふ化
ふ化した仔魚
2〜3月 稚魚
3cm前後の稚魚になり浮上する
6下旬〜7月上旬 放流
放流直前
体長5〜6cm
放流
5月中旬に放流式が行われ、随時放流
2年経過
2年魚
3年経過
3年経って産卵のために接岸
*1,2 画像提供:ちがし様(ちがしの情報発信基地)
遊漁情報
岸釣り(遊漁券):1,000円/日
オンライン遊漁券(フィッシュパス)販売予定(9/29)
購入は↑アイコンをクリックか、こちら。
船釣り:2,000円/日
*注意:船釣り券は漁協事務所にて登録購入ください。
遊漁エリア
遊漁期間
遊漁規則
十和田湖増殖漁業協同組合農内共第1号 第5種共同漁業権遊漁規則
注意:1人1日当たりの採捕尾数20匹(サクラマスとの合わせて)まで(その他詳細は遊漁規則参照)。
十和田湖増殖漁業協同組合HP
ホームページ(こちら)
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