都会のオアシス「奥多摩川」渓流解禁釣行記

2022/04/02

よく晴れた3月6日(日)、竿を片手に都会のオアシス「奥多摩」へ向かった。奥多摩エリアは東京近郊から1~2時間と、都会から電車や車で気軽にアクセスできる渓流である。都内在住のわたしは友達と共に昨年も何度か訪れている。

私達が向かうのは、奥多摩の上流域解禁である。解禁時間は正午。都内近郊の私達はのんびりと解禁時間に釣り始められるよう自宅を出発した。

奥多摩駅に近づくにつれ、周りの景色は都会のビル群から新緑へと変わり、乗り込む人達も竿をもっていたり、登山客と思われる人が増えていく。電車の車窓からの景色を見ながらのんびりしているとあっという間に奥多摩駅に到着した。

奥多摩駅で下車し、ルアーで川を攻略する予定である。上流域は、とても渓相が美しく、初心者でも上りやすい。新緑を味わうにはもってこいのエリアである。アクセスも良いため、人の往来が多く、魚もすぐスレてしまうのが難点である。

入渓地点に到着したのは、解禁時間の直前11時30分頃であった。もうすでに人がいっぱいで入る隙がないほどである。周りをみると、餌釣りの方が多く、焚火をたいて解禁時間をいまかいまかと待ち構えている。

パンと音がなる。渓流解禁の合図である。この音を聞いて体感としては、まるで冬眠から目覚めたような感覚で、渓流シーズンの開幕かと心が踊った。しばらく様子を見ていると、釣れている場所と釣れていない場所とで大きな差がある。このまま入渓地点にいても入る隙がないので、釣りができるスペースを求めて上流へのぼることにした。

ルアーを投げるもチェイスもない。上流にのぼると魚がいそうな一等地はそこを狙う人が常駐している。

なかなか思い通りのポイントに入れず頭をかかえながらも、久々の渓流は美しく、どこか爽やかなで幻想的な雰囲気にわたしは酔いしれていた。

ポイントを求めて待ち続けて1時間弱、釣り人が上流から下流へと戻ってくる。人がいなくなった上流に向かうと、そこはもうヤマメのパラダイスであった。投げてはバイトし、5匹連続で釣れるほど。普段だとここまでは釣れないため、さすが解禁日である。

ヤマメの美しさと可愛さに酔いしれていた。釣れた後は、「遊んでくれてありがとう。また遊んでな。」と言うと素早く川に戻っていく。

さらに釣り上がっていくと、いかにも釣れそうな雰囲気のあるところに到達した。スピナーを投げて反応はあるもすぐスレてしまった。友達は着実に釣るが、私の方はというと、魚は追ってくるものの上手く食わせられずはがゆい思いをしていた。

岩の横に投げ、ちょーんちょんと動かす。なんだが重い、まさかの尺イワナ。人生初の尺イワナに大喜びである。

そのあと、夕方になったので、そこで釣りは終了にした。駅近くにあったクラフトビールで祝杯をあげたのであった。

春になると、山桜も美しい奥多摩。
都会のオアシスで、きれいな渓流と魚たちに癒されに行ってみてはいかがであろうか。

ライター自己紹介

アングラー : アヤノミ
東京都在住。好きな釣りは渓流ルアー。

フィッシュパスは川を囲んで、釣り人漁協地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。

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