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竹田Tキャンプ×FISHPASS 【竹田川にまつわるエピソード ④】

2018/10/26 FishPass

竹田地区で地域創成活動を行なっている竹田Tキャンプとフィッシュパス がコラボ発信する「竹田川にまつわるエピソード」
シリーズ4回目は、「生活篇」をご紹介します。
竹田Tキャンプとは

現在では水をふんだんに使えますが、当時は自宅に水道が通っていない状況。
生活の中に「川」が重要な役割を果たしていた時分のお話です。

「川へ洗濯に」

昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に…。

この、誰もが聞いたことがあるむかし物語の冒頭部分。
実は「おばあさんが川へ洗濯に行く」という行為は、それほど遠い昔ではありません。竹田でのヒアリングでは、おばあさんたち実際に毎日川へ洗濯に行っていたそうです。
たとえ手足が痺れるような寒い日であっても。

ほんの少し前までは、川は生活の中で欠かせないものだったのですね。
そんなふうに、川が身近な存在だったおばあさんたちは、ちょっとした川の変化さえも感じとっていたのかなと想像します。川の水の量だったり、流れの速さだったり・・・。昔は自然が発する情報を察知して危険を回避してきたのだろうと思います。現在では、テレビやネットなどからいくらでも情報を得ることができますが、自らも自然の変化を察知できるよう、常にアンテナをはっておくことも必要だと感じました。

 

 

 「天然プール」

今年の夏はとても暑かったですよね…!九月になっても暑い日々が続きました。川のせせらぎが聞こえる中、きらきら光る水面を見るたびに私もこのまま川に入ってしまいたい!という衝動に何度駆られたことか…。

まだ学校にプールがなかったころ、竹田の子どもたちは夏になると竹田川に泳ぎに行っていました。それぞれの地区で泳げる範囲が決められており、各地区の親御さんたちが当番制で監視役をし、子供たちは親御さんに見守られながら川で泳いでいたそうです。

このように、昔は川に入って水遊びをしたり、打ち水をしたりするなど、自然の力を借りながら涼を得ていたんですね。今は、クーラーなどの電化製品につい頼りがちですが、たまには自然の中でまた違った涼しさを体感するのもいいかもしれませんね。

「天然風呂」

昔は各家にお風呂があるわけではなく、夏は川辺で全身を洗ってそのまま川に飛び込む人もいたと言います。便利な今の時代では考えられないことですが、お風呂や洗濯機が登場するまでは、川を生活の中で利用することが普通だったのです。その生活の一部であった川は、時代の発展とともに変化しました。

たとえ昔のように洗濯することは無くなっても、プール代わりに水遊びをしなくなっても、違った形で川とのかかわり方があるはずです。

誰にも使われない川は、荒れていきます。
50年後や100年後の昔話の冒頭にも「川」のくだりが残るよう、地域みんなで、豊かな川の資源を守る取り組みを考えていきましょう。

 

執筆:小仲涼(竹田Tキャンプ 京都府立大学文学部日本・中国文学科 二回生)

構成・編集協力:フィッシュパス

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竹田Tキャンプ×FISHPASS 【竹田川にまつわるエピソード ③】

 

フィッシュパスは川を囲んで、釣り人漁協地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。

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