【漁協紹介】大野市漁業協同組合インタビュー

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Toggle大野市漁業協同組合の沿革
大野市漁業協同組合は、東に白山連峰を源とする九頭竜川と、西には銀杏峰を源とする真名川の二大一級河川を管轄しています。昭和の初期に、組合員数232名の大野郡南部漁業協同組合として発足しました。しかし、昭和16年に大東亜戦争が始まり激化するにつれ、組合活動も停滞し、昭和17年から昭和20年までは活動中止となりました。終戦後、昭和23年「漁業法」改正のもと、従来の漁業権は国が買い上げられるとともに、昭和26年9月1日共同漁業区域として(中部・勝山・大野・奥越・西谷)免許を取得しました。正式名を大野市漁業協同組合として新たに発足し、組合員数は73名で当時の遊漁証(年券)は700円でした。平成に入り、現在の組合員数は119名、今日に至るまでずっと川の自然を守り、魚などの増殖と漁場の保護、開発・管理に一途に努めています。(参考:福井県内水面漁業組合連合会『60年のあゆみ』)
魅力その一:真名川の鮎
大野市漁業協同組合の管轄する川は、地域の人々や、そこを訪れる釣り人などにとっては魅力がいっぱいあります。第一の魅力は、「真名川の鮎」です。清流九頭竜川の鮎は有名ですが、真名川の鮎は、背中が少し盛り上がった端麗な魚体と、香り高い味に特徴があり、鮎の釣り人にとって知る人ぞ知る、有名な釣り場になっています。真名川の鮎が特に香り高いのは、真名川には、上流から流れ込む豊富な地下水が川のいたるところから湧き出ており、その冷たい水が豊かな苔を育んでいるからだと言われています。大野市の子供から年配まで誰でも慣れ親しんでいる「大野音頭」には、こんな一説があります。
“夏は真名川しぶきに濡れて”
“男鮎つり日焼け肌”
“澄んだ流れの水音瀬音”
“夜は蛍が火をともす”
真名川のアユ
真名川での鮎釣り風景
魅力その二:秘境
第二の魅力は、真名川や九頭竜川に流れ込む、漁協組合員でさえなかなか把握しきれない秘境と呼ばれる沢山の支流です。特に九頭竜川から、打波地区〜鳩ケ湯温泉を経て白山に至るルートは、ヤマメやイワナが沢山生息し、尺イワナなどの大物が狙えます。
雪代が残る打波川(4月)
魅力その三:地域
地域の魅力
第三の魅力は、越前大野という豊かな自然と古い歴史に彩られた地域です。「天空の城」として有名な大野城や、古くから地域の人々に親しまれている「七軒朝市」、美しい星空が楽しめる宇宙カフェや六呂師高原星空カフェなど、歴史と自然を満喫できる場所が沢山あります。越前おおの観光ガイド
越前大野城
川とのかかわり
大野市漁業協同組合は、イワナやヤマメの稚魚の放流や、河川の自然環境の管理維持は元より、鮎釣り大会や、子供釣り教室、魚のつかみ取り大会など、地域に根差した活動にも取り組んでいます。
ヤマメつかみ取り体験会の様子
真名川での野嶋フィッシングスクールの開催
最後に
まだまだ大野市漁協のある地域の魅力は沢山あり、漁協とその管轄する川の魅力も沢山あります。「大野は、一度ならず二度三度、訪れてみたい魅力あふれるところ、多くの人々がおいで下さるよう頑張っている。」という漁協組合員の方の言葉が印象的でした。
今回インタビューにご協力頂いた副組合長の藤堂規行さん(写真右)と事務の巻寄さん(写真左)
遊漁券
アユ日券…3,000円
アユ年券…10,000円
雑魚日券…1,500円
雑魚年券…3,500円
漁期
雑魚:2月1日〜9月30日
アユ:公示日〜11月30日
大野市漁協協同組合
福井県大野市明倫町3-37 大野市商工会館内 0779-66-1230
フィッシュパスは川を囲んで、釣り人と漁協と地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。
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