銀色づく十和田湖サクラマス釣り〜ふ化場見学と郷土料理・温泉宿〜

目次
Toggle十和田湖(秋田県和井内の桟橋)にて撮影しました。
今回は、十和田湖でのサクラマス釣りに挑戦しました。その他にも、十和田湖のふ化場見学と、温泉宿と郷土料理を紹介します。
発荷峠を越えて
発荷峠(はっか)は、秋田県鹿角市と秋田県小坂町の境にある峠で、標高631メートルあります。前日の雪で、通行が心配されましたが、しっかり除雪されていました。
1月の十和田湖
青森県と秋田県にまたがる「十和田湖」は、標高約400mに位置し、周囲約46km、最大深度326.8m、日本で唯一の二重カルデラ湖です。透明度の高い水と、秋には湖畔の屏風と表されるほど湖のきわまで覆う樹木の紅葉が美しく観光の名所となります。冬には湖を囲んで銀世界になります。ちなみにこの時期は十和田湖周辺のほとんどの施設は休館となります。
サクラマス釣り
前日に十和田湖増殖漁協から「ひめます・さくらます」1,000円(日券)を購入しました。
この時期でも、1日あたり10名前後の釣り人がサクラマスを狙いに十和田湖に訪れます。前日の夕方に、3名の釣り人を見かけました。午前6時、気温マイナス2℃、さすがに釣り人はいませんでした。
強行的にサクラマス釣りを行いましたが、反応が全くなく、1時間半粘ってみましたが、極寒によりあえなく撤退しました。
十和田湖ふ化場の見学
十和田湖増殖漁業協同組合が管理する「十和田湖ふ化場」です。3ヶ月ぶりの訪問です(過去の記事:秋色づくヒメマスと十和田湖巡り)。
青森県・秋田県をまたがる十和田湖のヒメマスの増殖をおこなっている十和田湖増殖漁協では、孵化場をもち、資源確保と資源保護のためヒメマスの種苗生産をおこなっています。
10月にふ化場前の湖畔にて接岸したヒメマスを網で捕獲し、採卵人工授精したものを孵化水槽にて管理します。館内の水温は7℃で、ひめますの発眼までの積算温度が約350℃(50日)、そしてふ化に要する総積算温度は650~700℃(90日)といわれています。前回訪れたのは3ヶ月前なので、ちょうどこの時期は、孵化し始めていました。
ひめますのふ化水槽
サクラマスの仔魚。サクラマスの多くはふ化していました。
遊漁情報
ヒメマス遊漁券(手釣り・竿釣り)
・岸釣り:1,000円/日(10/1〜翌年6/20まで*その他詳細は遊漁規則参照)
・船釣り:2,000円/日(10/1〜12/31まで*その他詳細は遊漁規則参照)
・制限:1人1日当たりの採捕尾数20匹(サクラマスとの合わせて)まで(その他詳細は遊漁規則参照)。
遊漁規則
十和田湖増殖漁業協同組合農内共第1号 第5種共同漁業権遊漁規則
十和田湖観光交流センター
前日、十和田湖ビジターセンターの敷地内にある「十和田湖観光交流センター」を訪問しました。ひめますの歴史から増殖までを、分かりやすくパネルと展示物で紹介されています。サクラマスとひめますは釣れなかったので、記念に訪問しました。
センターの前には、遊覧船乗り場があり秋をピークに多くの観光客が訪れます。
渓鶏庵〜蕎麦と比内地鶏〜
大湯川渓谷の脇にあり、地元食材をメインに蕎麦と比内地鶏がうまい人気店「渓鶏庵」に、地元の漁師と釣り人の方と食事に行きました。
地元の方や観光客で賑わっており、席の大きな窓からは、大湯川の景色を眺めることができます。
地元の食材をふんだんに使った郷土料理です。秋田独特の味のついた豆腐や、比内地鶏、地元そば、また十和田湖の漁師の方から、ひめますとサクラマスの刺身を頂きました。
御宿 馬ぶち
十和田湖漁協の方に紹介いただいた馬ぶち(まぶち)旅館です。十和田湖から車で秋田県鹿角市大湯川沿いにたたずむ伝統旅館です。
ぽっかぽかの宿で、やわらかな湯につかりながら、外の冬景色を楽しめます。
お店・お宿紹介
渓鶏庵
018-5421
秋田県秋田県鹿角市十和田大湯荒瀬10-1
TEL:0186-37-4355
御宿 馬ぶち
018-5421
秋田県鹿角市十和田大湯川原ノ湯29-1
TEL: 0186-37-227
予告
2月はサクラマス特集を4週にわたって紹介します。
フィッシュパスは川を囲んで、釣り人と漁協と地域社会を結び、豊かさと賑わいを提供します。
NEW PARTNERSHIP新提携
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